耳を澄ませば

                                        2007年 6月28日(THU)
ハナの展示を観に、根津へ。



「ジュエリー in ジオラマボックス展」
と題した今回の展示は、ハナが特技であるミニチュアづくりをいかして、
ジュエリー作家・鯉淵みどりがつくる、
指輪、ピアス、ネックレスのケースをデザイン&制作したもの。



指輪の中に広がる、ミクロコスモスの世界。

まるで生まれたばかりの赤ちゃんを見るように、
静かに、そっと見つめた。


夜、映画「天然コケッコー」の試写会を観に行く。



緑豊かな小さな町に住む中学生の少女ソヨの日常を追ったこの作品。

自然の音と匂いに溢れる中、かっこいい男の子が転校してきてそっと想いを寄せる、
甘酸っぱい初恋を丁寧に綴った、素敵な映画でした。

そして記憶の奥底に眠りそうになっていた"きらきらとしたもの"が、
そよ風とともに一気に蘇ってきたような不思議な感覚を味わいました。

学校のチャイム、山がゴウゴウと鳴く音、ドアを開けるとリンとなる鈴の音・・・、
耳を澄ませば、日常は様々な音の協奏曲のよう。

田舎でも、都会でも、その聞こえてくる音を受け入れられるかどうかで、
日々の生活は変わってゆくものだと思った。



最近好きなバスソルト。
ラベンダー、ユーカリ、ミント、オレンジ・・・色によって香りが違います。

今夜はオレンジの香りを入れてゆっくり湯船につかりながら、
"お風呂の音"に耳を澄ましてみようかな。



 プレゼント

                                        2007年 6月27日(WED)



幼なじみの満由美ちゃんからもらった紅茶。
そしてファンの方が下さったお守りや、ハンカチ。

紅茶は早速、今朝入れてみました。
カップを口元に持っていくとほんのりオレンジの香りが立ち込め、
朝にぴったりのお茶でした。
ごちそうさま!まゆみちゃん☆



知り合いのおばあさまに作って頂いた、カード入れと楊枝入れ。
使わなくなった古い着物を使っています。

こちらは、観に来てくれた友人や、
Tシャツを買ってくださった方に感謝の気持ちを込めて私からのプレゼント☆

手作りのぬくもりがいっぱい詰まっているこのカード入れと楊枝入れは、
私もいつもカバンに忍ばせています。

今日、明日と休演日。

いい休養をとって、あと三回のステージに、臨みたいと思います。



 幽霊論

                                        2007年 6月26日(TUE)
初日、本番前のみんな。



この時は、かなりリラックスモードでしたが、
本番直前は、胸の高鳴りを抑えるのに必死になってしまいました。

お客さんとの距離がとても近いので、初日はどぎまぎしてましたが、
二日目からは、逆にその距離感も楽しめるようになりました。


幽霊役を演じてみて、改めて、

「生きてるって素晴らしいことだなあ。」

とつくづく思います。

死んでしまってからでは、
どう手を伸ばしてみても、あがいても、届かない場所。

今まで色々な"切ない気持ち"を味わったけれど、
幽霊の切なさは、半端じゃないな、と。

例えば大失恋をしても、いつかまた誰かと巡り合える、
という希望を、すぐでなくとも持つことができる。

もし小さな頃からの夢が叶わなくても、
また別の夢を見つけてこれからまた頑張るという道がある。

生きている限りは、どんな可能性だって無限に広がっている。

だけど、死んでしまったら、
その先に希望を持つことができるのだろうか?

別の夢を、追い求めることをするのだろうか?

死んでいるって切ない。

そして切なさが消えたとき、
もう幽霊としての存在すら、煙のように跡形もなく消えてゆくのではないのだろうか。


なあんてことを劇場までの道すがら、ぼんやり思い浮かべる今日この頃です。



 小さな奇跡

                                        2007年 6月22日(FRI)
メンズのオリジナルTシャツを、共演者のミッチーに着てもらいました。



モデルのように、次々にポーズを決めてくれたミッチー。

ありがとう!



バックには、フランス語でMerci!と入ってます☆
こちらはレディース。




さて。

「神様の夜」、明日いよいよ初日です。


稽古をしている時、何度かとても不思議な気持ちになりました。

部屋の片隅に。

友人たちとの笑い声の中に。

ピアノの音色にのって。

どこかに神様がいるのかもしれないって感じることがありました。

小さな奇跡のような、一瞬にして消えてしまう淡雪のようなその想いが、
観て下さった方に伝わればいいなあ、と思います。



 一日、ファッションについて考えた日

                                        2007年 6月20日(WED)
今日は、うだるような暑さでした。

本当に、梅雨入りしたのでしょうか。

しんなりしてしまった紫陽花を、あちこちで見かけました。

頑張れ!紫陽花!

そして、雨よ、降れ!


午後、CHANELの秋冬コレクションを観に行く。



この冬は、はっきりした色のコントラストを楽しみながら、
寒い街中を颯爽と歩きたいなあ・・・

と、カモシカのような足で毅然と歩く外人モデルさん達を見ながら、思いました。

その後、久しぶりにB'2ndへ。

色々試着させて頂きながら、



結局、フランス語のレッスンに行く時間になってしまったので、
「後日また来ます!」
と言って、何も買わずお店を後にしました。

どうしても諦めきれないD&Gの白のワンピースは、カメラに収めさせて頂きました。



じっくり見ながら、考えようっと。

明日は、いよいよ劇場入りです!

見ても背筋は凍らない、自分でも時々死んでいることを忘れてしまう、幽霊役を演じます。

今まで色々な役に出会いましたが、歴代ナンバー3に入るほど、大好きな役です。

こんな幽霊なら、毎晩出てきてもいいなって思えるほどです。(それはちょっと言いすぎ。)

語りと芝居と、生ピアノと素敵な映像でお送りする「神様の夜」は、

今週土曜日、初日を迎えます。


それから今回、自分でデザインしたオリジナルTシャツを
会場で販売させていただくことになりました。

メンズ、レディスとも15枚ずつ、計30枚の限定です。



こんな感じです。普通に着られます。

明日、もう少し分かりやすい写真を載せます。


それでは、オヤスミナサイ。



 余韻

                                        2007年 6月15日(FRI)
今朝の空。




曇り空と青空が隣り合わせ。

昨日の余韻がまだ少し、空に残っているようだった。



 ラベンダー

                                        2007年 6月14日(THU)



母がお花屋さんで買ってきたラベンダー。

昔からラベンダーの香りが好きで、アロマオイルやアイピロー、
ボディクリームなどに、この香りを選んでいました。

けれども、本物の花の香りは格別です。

とても繊細で、優しくて、そしてどこか懐かしい・・・、

私にとっては母のような存在の香りです。

「懐かしい」なんて言っても、まだまだ一緒に住んでいるし、
さっきもお茶を飲みながら、今回の芝居の話をしていたばかりですが!



 きらきらひかる

                                        2007年 6月13日(WED)
先日、ネイルサロンFleurへ。



この二つのネイルは、日本限定色だそう☆

私の中でも今、キラキラブームなので、
右の薄いピンクのネイルを塗ってもらいました。



ネイルを乾かしている間、
「何かいいマッサージークリームはないですか?」
と中川さんに聞いたところ、このO・P・Iのクリームを勧められました。

「使うほどに肌がしっとりして、ツルツルになります!」

と聞いて、早速購入!
日夜、お風呂上りに軽くマッサージしながら塗っています。
トロピカルな香りなので、気分も明るくなって、これからの季節にぴったりです♪



 今日のお茶花

                                        2007年 6月8日(FRI)



赤いお花は、忍冬(ニンドウ)。

寒く厳しい冬を耐え忍ぶと、こんなに明るい花が咲く。


一瞬、花からメッセージが届いたように思いました。



 志賀さん

                                        2007年 6月6日(WED)




稽古場にて。

休憩中、フランス語のレッスンで使ってるテキストをふきちゃんに見せていたら、
(稽古後、レッスンだったので持っていたのです。)
一人、また一人と、人が集まってきました。

テキストを手にしているのは、青年団の志賀廣太郎さん。
フランス語にご興味があったようで、
真剣な眼差しでテキストを読みながら、発音されていました。

志賀さんの声は、重々しく、とにかく重々しく・・・、
例えて言うなら、熟成された、芳香漂うワインのような・・・、
もう言葉が追いつかないほど、素敵な声なのです。

その志賀さんが、

「ボンジュール。」

と一言おっしゃると、もうその場はたちまちフランスの片田舎の風景が、
どこまでも広がってゆくような感じがします。

みんな、志賀さんの「ボンジュール」にしびれてしまいました。
私も真似して発音してみましたが、片田舎の風景は広がりませんでした。

ああ、味わい深い声になりたい。

これからは稽古場で志賀さんにお会いするたびに、
「ボンジュール」の発音を聞かせて頂きたいなと思います。



 愛の花

                                        2007年 6月3日(SUN)



稽古場にて。

Bプログラム「クリスマス」で、"わたし"を演じるゆかちゃんと。

ゆかちゃんのお芝居は、とても安定していて、そして心地よい。

安心して身を任せながら自由にやらせてもらえるので、
のびのびと演じることができる。

少しずつカタチになってきている今、とても楽しい。


稽古後、アラーキーの写真展「愛の花」を見に行く。



モノクロの花々の写真が、壁一面に飾られていた。

最初は、色がない写真に少しだけ物足りなさを感じていたのだけれど、

見ているうちに、花そのものの本質が静かに浮かび上がってくるように思えた。


花から色をとると、生と死だけが残っていた。

荒木さんは、花をとても愛している。

美しく咲く花も。枯れてしまった花たちも


狂おしいほどに。



 

                                        2007年 6月1日(FRI)



朝、お茶のお稽古へ。

床の間に飾られていた、掛け軸とお花。


「泉へ垂らし 足裏を暗く 映らしむ」

何度も読みながら、ゆっくり言葉を噛み締める。

冷たくて、凛とした空気が漂ってくるような気がしました。


泉、という日本語は、とても美しいと思う。

思い起こしてみると私はまだ、本物の泉を見たことがない。

今年の夏は、静かで、ひんやりとした泉に、

足を垂らしてみたい。

気持ちいいだろうなあ。




ネイリストの友人が新しくネイルサロン「Fleur」をオープンしたので、
夕方覗きに行きがてら、カラーリングとデザインをしてもらう。



「Fleur」(フルール)とは、フランス語で花を意味します。
店名にちなんで、という訳ではないけれど、
薬指に小さなお花を一つ、つけてもらいました。



指先に花が咲いて、心が華やぐ。

白を基調としている、とても落ち着いた空間で、
なんといってもネイリストの中川さんの明るい笑顔が大好きなので、
これからもちょくちょく通うことになりそう。


夜は、岸田國士の戯曲をケラさんが演出した舞台を観たいという母と、
青山円形劇場で「犬は鎖につなぐべからず」を観劇。

この劇場は去年の夏、自分が芝居をして以来初めて行きました。

「ああ、ここに立っていたんだなあ。」

と席についた途端、二度と戻ってこない時間を思い、胸がきゅーんとする。

しかしそんな胸キュンは、芝居が始まった途端あっさりと、吹き飛ばされてしまった。

岸田戯曲、豆千代さんの着物、息の合った役者陣、もう全てが素晴らしかった。

舞台上に広がる、大正時代の世界にすっかり飲み込まれてしまいました。

紙風船をぽーんぽーんと飛ばしながら、みんなで遊ぶシーンがあったのですが、
それが妙に懐かしく、ゆっくりと宙に舞う紙風船に、
陽炎のような、「大正」という時が詰まっているような感じがしました。

その時代を生きてないのに、懐かしいというのも変だけれど。



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