愛という言葉を口にできなかった二人のために

                                        2007年 11月14日(WED)



Newsにもアップされていますが、(ブログにもね!)

映画のレビューの連載を始めました。

  ☆Groovin High [ http://www.groovinhigh.jp/ ]

一つの映画について、じっくりと向き合いながら、
三日ぐらいかけて書いています。・・・かけ過ぎですが。

今回、レビューを書くにあたり、参考にと思い、
沢木耕太郎さんの「愛という言葉を口に出来なかった二人のために」を読みました。

これは、雑誌「暮らしの手帖」に連載された映画についてのエッセイをまとめたものです。

沢木さんは言葉の使い方にセンスがあり、そして根底には優しさがある。

沢木さんにレビューを書いてもらった映画は、幸せだなあとつくづく思いました。


この本の中で紹介されている作品は、厳選されていて、

私の中でも心に残っている映画が多くありました。

特に「ライフ・イズ・ビューティフル」について書かれた文章を読んでいたら、

映画のすみずみまでの様子が一気に蘇り、目頭が熱くなってしまいました。

「ライフ・イズ・ビューティフル」。

過酷な状況の中、最後まで息子に夢を与え続けた父親の姿が、
今でも脳裏に焼きついている。

沢木さんも書いている通り、「映画の力」が、そこにある。



 不思議な法則

                                        2007年 11月13日(TUE)

一年ほど前、朝起きたときに何故か疲れている日が続いていたので、
知り合いの先生に相談したところ、

「寝姿を鏡に映しているからじゃない?」

と言われました。

部屋にある鏡台は、ベッドに対して平行に置いてあったので、
しっかり私の寝姿が鏡に映るようになっていたのです。

その日以来、家にあった布を鏡にかけて寝るようにしていたところ、

不思議なことに、夜ぐっすりと眠れるようになり、朝の目覚めもよくなりました。

世の中には、目には見えない法則があるのだなあ・・・と思います。


最近、母がこんなに素敵な鏡掛けを作ってくれました。



優しいピンク色と白いレースに金の糸が刺繍されています。



ありがとう、お母さん。

私も母のように、裁縫が得意になりたいなあ。



 ミーナの行進

                                        2007年 11月8日(THU)

「本に恋をする」という言葉があるならば、

間違いなく、今、私はこの本に恋をしている。



「ミーナの行進」 (小川洋子著)


もう既に読み終わっているのに、お話から離れがたくて、
どこへ出かけるのにも、この本を持ち歩いています。

そして時々パラパラとめくっては、
再びその世界に入り込み、一人、幸せに浸る。

恋をしているときと、似ているなって思います。


13歳の主人公 朋子と、一つ年下の従妹、ミーナが共に暮らした一年間の物語。

母子家庭で育った朋子は、芦屋の叔母の家へ預けられる。

13歳の少女にとって、母親と離れて暮らすのは寂しく感じるかもしれないが、

朋子の場合は、違う。

飲料メーカーの社長でもある叔父はダンディで、朋子を優しくエスコートし、

喘息持ちの、か弱い美少女ミーナは、朋子に様々な世界を見せてくれる。

芦屋の家は夢のような洋館で、広い庭には、コビトカバ、ポチ子が住んでいる。

排気ガスに弱く、体力がないミーナは、そのポチ子に乗って学校へ行きます。

そこからくるタイトル、「ミーナの行進」。

読みながら、自分の少女時代を思い出しました。

ジャコビニ流星群を見るために、生まれて初めての徹夜を経験する二人。

夜がとてつもなく長く感じたこどもの頃、流れ星に願い事をすれば必ず願うと信じていた。

マッチ箱を集めるのが趣味のミーナ。

箱に描かれた絵から、自分だけのお話を紡ぎだしてゆき、
その物語に朋子はじっと耳を傾ける。

一つ一つのエピソードが、愛に溢れていて、神聖な気持ちすら覚えてしまう。


少女時代は、やっぱり特別だったなあと、今になって思う。


こんなに優しくて、美しく、幸福で哀しい物語があったんだなあ。


もうしばらく、この恋は続きそう。



 WATER

                                        2007年 11月4日(SUN)



東京ミッドタウン内で開催中の、「WATER」という企画展を観に行く。

これは、水をテーマに、異なる分野で活躍する人たちが集まって、
さまざまな角度からデザインと水との接点をつくり、
会場を訪れる人々の五感に訴えることを試みたものです。

「体水計」と言って、体内の水の重さを量るものがあったり、

薄暗い部屋の中で、波の音や水が流れる音に耳を澄ましたり。

中でも子供から大人まで、みんなが夢中になって見ていたものは、「水の器」です。

これは、超防水加工してある紙皿の上に、スポイトで水を少し垂らすと、
いつまでも染み込まず、お皿の上で水がアメーバーの物体のように動き回るものです。

水を何かの上に垂らしたら、普通は染み込むか、流れていくものですが、
いつまでもそこにある水の姿は、不思議な物体のように目に映りました。



傘は、水を避けるものですが、逆さにすると水を集めるものにもなる。

逆転の発想から得た、このポスターのデザイン。

面白い!



会場を出たら、外はすっかり日が暮れていました。

マイナスイオンをいっぱいに浴びたからか、とてもすがすがしい気分に。





澄んでいる水が絶えず循環しているようなヒトになりたい。



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